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子育て費用の総額は?大学まで各年代費用と準備が無理な時使える制度

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子ども一人当たりの子育て費用の総額は3000万円⁉

「子ども一人当たり1000万円」
この金額を耳にしたことがある方は多いかと思います。
しかし、一般的にいわれている1000万円とは教育費のみの金額です。
生活費も含めた子育て費用の総額はいくらかというと、子ども一人当たり約3,000万円~4,000万円といわれています。
実際は進学先が公立か私立か、大学に進学するかしないかなどによって大きく違います。

各年代の年間子育て費用総額平均

第一子の就学区分別にみた第一子一人当たりの年間子育て費用総額グラフ

約3,000万円というのは子どもが大学に進学し、4年間で卒業したケースの試算です。
では、いったいどの年齢の時期にどの程度お金がかかるのでしょうか?
各年代の年間子育て費用総額平均について解説します!

未就園児から中学生のデータは平成22年に内閣府が調査した「インターネットによる子育て費用に関する調査 」を元にしています。
高校生のデータはなかったため、 金融広報中央委員会が平成調査「子どものくらしとお金に関する調査」を基にしたお小遣いの増加や文部科学省が平成30年に調査した「令和3年度子供の学習費調査」などを参考に算出しました。
大学生のデータは日本学生支援機構が令和4年に調査した「令和4年度学生生活調査結果」が参考元になっています。

未就園児:約85万円

未就園児は年間約85万円の子育て費用がかかるとされています。
未就園児で目立つのが、生活用品費です。
オムツやおしりふきなどの消耗品がかかるため、他の年代に比べて高額になっています。
また、割合としては衣類・服飾雑貨費も高くなっています。
こちらは成長に合わせて衣類や靴の買い替えが頻繁なことが理由として考えられます。
未就園児は0歳のお宮参りや初節句、3歳の七五三などお祝い行事関係費も高い傾向があります。

保育園児・幼稚園児:約122万円

保育園児・幼稚園児は保育費が高いのが特徴です。
しかし、このデータは2010年の調査を元にしているため、幼児教育無償化によって現在は減少している可能性が低い項目でもあります。
費用総額が122万円で保育費が約38万円のため、その分を引くと費用総額は約84万円です。
ただし、幼児教育無償化といっても、補助金の上限がある場合や、教材費など他の費用がかかるケースもあります。
そのため、幼児教育無償化によって保育費が全くかからないわけではないと考えておいた方が良いでしょう。

未就園児に比べると、保育園児・幼稚園児では食費が一気に高くなっています。
「今まで外食では親の料理から取り分けるだけで足りたのに、別メニューを頼むようになった」
「スーパーで安い材料を買ってご飯を用意しても食べない」
未就園児に比べて食べる量が増えるだけでなく、好き嫌いやこだわりが出てくる時期でもあります。

小学生:約115万円

小学生になると学校教育費がかかるようになります。
学校教育費にはこの調査では以下の項目が含まれます。
学校給食費
制服
通学用品
PTA会費
遠足等の校外学習費用
学校教材費
義務教育のため公立小学校の場合学費は無料ですが、それ以外にも費用が掛かるため注意が必要です。
保育園児・幼稚園児と比べると食費やレジャー費も増加します。

レジャー費は中学生以降と比べても小学生が一番高いのが特徴的です。
小学生から交通機関の運賃がかかるようになり、宿泊料やレジャー施設の入場料も必要になるところが多くなります。
中学生以降になると家族とではなく友達と行くようになるためか、宿泊を伴うレジャー費も、日帰りのレジャー費も減少します。

中学生:約156万円

中学生の費用で目立つのが、それまでの年代から一気に増えた学校外教育費です。
学校外教育費には以下の項目が含まれます。
学習塾費
家庭内学習用図書費
通信教育・教材学習費
その他学校外学習費
特に学習塾費の支出が多く、約14万円という金額になっています。
学校教育費も修学旅行費や制服費用、クラブ活動費用などがかかるようになり、小学生から倍増しています。
学校教育費と学校外教育費を合わせると約52万円となり、子育て費用総額の1/3が教育になっています。

高校生:約156万円

高校生の子育て年間費用総額のデータを見つけることができませんでした。
しかし、中学生の年間費用総額が約156万円というデータから、同じく約156万円と試算いたしました。
その理由として、以下の参考データから、お小遣いが平均で年間約3万円上がっていること、教育費は公立の場合約3万円減少しているためです。
「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回) 2015年度調査
(統計から見る「教育費」の目安) ─ 子どもの教育費、どう準備する?

高校生の子育て費用で高額になるのが大学受験する場合の受験費用です。
夏季・冬期講習で20万円
複数受けたら大学の受験料だけで10万円
遠方の大学を受けるための交通費・宿泊費で10万円
返還されない滑り止めの大学の納付金10万円
上記のように、子どもの志望する学校や成績の状況によってどんどん費用が必要になります。
大学進学する場合の高校三年生の年は、約156万円以上費用がかかると考えておいた方が良いでしょう。

大学生:約182万円

子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2024/03/25/data22_all.pdf

子育て費用の準備が無理な時に使える制度

我が国の教育費負担に関する支援:文部科学省

未就学児

小学生

中学生

高校生

大学生

給与以外のお金の増やし方

株やNISAなどの投資

学資保険

積立・定期預金

副業

ポイ活

まとめ:子育て費用は先を見据えて少しずつ準備しよう

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